ARUKUKI ー「立春はドーナツとともに」 季節のお便り ー Vol 10.
季節にあわせてわたしたちの近況をお便りにしてお届けします。
感覚を研ぎ澄ませる「立春(りっしゅん)」
こんにちは。
季節にあわせてわたしたちの近況をお届けする「ARUKUKI ー 季節のお便り ー 」
本日、2026年の立春(りっしゅん)を迎えました。
立春は、二十四節気のはじまり。暦の上では、春のはじまりです。
とはいえ、まだまだ寒いですね。
■ 立春の気配
先日、名古屋市千種区の城山八幡宮を訪れたところ、ロウバイが咲いていました。この花を見ると「いよいよ春がはじまるな」と感じます。
甘い香りもまた、春の訪れをそっと知らせてくれるようでした。
今回、季節のお便りを担当させていただきますARUKUKIの松下琴乃です。
プライベートでも仕事でもニックネームで呼ばれることが多いので、「こっちゃん」と呼んでいただけると嬉しいです。
■ 「立春は、ドーナツとともに」
さて、今日はほぼドーナツの話です。
突然ですが、最近ドーナツにハマっています。
もともと好きだったのですが、最近さらに好きになりました。
全く知らなかったのですが、どうやら今は、第6次ドーナツブームらしいです。(個人的ネット調べ)
せっかくなので、これまでのブームの流れを簡単にまとめてみました。(諸説あり)
第1次ブーム:1971年、ミスタードーナツが大阪にオープンし、ドーナツが身近なおやつに。
第2次ブーム:2006年、クリスピー・クリーム・ドーナツが上陸。長蛇の列が話題に。
第3次ブーム:2000年代後半、ナチュラル系ドーナツが人気に。
第4次ブーム:2010年代後半、派手な見た目の映えドーナツがSNSで流行。
第5次ブーム:2020年代、しっとり食感の生ドーナツが爆発的人気に。
第6次ブーム:現在、焼き・蒸し・プラントベースなど多様化が進行中。
現在、第6次ブームが来ているとはいえ、私はブームとは関係ないところで、極めて個人的にドーナツにハマりました。
■ 変わらないものに、惹かれる
第6次ドーナツブームのキーワードは「多様化」ということですが、私がハマっているのは、その対極にあるといっても過言ではない「オールドファッション」という種類のドーナツです。
このドーナツは極めてシンプルかつベーシックであり、100年後も姿かたちを変えることなく存在し続けるでしょう。
オールドファッションは19世紀のアメリカ産業革命期に登場したケーキ系のドーナツです。
外側がサクサク、内側はホロっとしているのが特徴です。ちなみに一般的なフワッとしたドーナツはイースト系です。
私はオールドファッションのように「昔から変わらない」ものに惹かれます。
ドーナツブームについて考察してみて、ふと思いました。いろいろなブームがあれど、ドーナツにはある一定の変わらない法則があるな、と。
この「一定の法則」を掴むことは、何事においても大切だと感じています。
春がはじまる立春こそ、この感覚を研ぎ澄ませながら迎えたいです。
■ 「ドーナツの一定の法則」
それは、とてもシンプルです。
「コーヒーに合う」です。
私はこれが、ドーナツにおける一定の法則だと思っています。
第1次から第6次ブームに至るまで、どの時代のドーナツもきちんとこの法則の通りにきています。
ドーナツは、単体でも美味しいです。
でも、コーヒーと合わせると、よりドーナツの良さが引き立つのです。
そして何より、ドーナツとコーヒーが組み合わさると、
そこに「余白」が生まれます。
私はこの余白が好きです。
そして、世界中に存在するドーナツファンの人々も、この「余白」を愉しんでいるのではないでしょうか。
特に、寒い季節のドーナツとコーヒーは、最高です。
試験勉強やハードワークの休憩中のドーナツとコーヒーも、最高です。
大切な人とのひとときのドーナツとコーヒーも、最高です。
一人で静かな場所で読書をするのもいいですね。
マグカップから立ちのぼる湯気が、心と身体をホッとさせてくれる。本のページをめくりながらドーナツをパクリ。なぜか素敵なアイデアが浮かんだりする。思いついたことをノートに書き留めて、コーヒーをひと口・・・。
至福の時間です。
人生は、いろいろあります。
世の中も、いろいろあります。
ドーナツを食べている場合ではない時もあります。
だからこそ、自分の中の静寂を保つことは大切だなと、しみじみ思います。
静寂というと、すごく高尚なものに聞こえるかもしれませんが、私にとっては「ちゃんと味がわかる」くらいの心の状態のことです。
超高速で思考しているとき、トラブルに巻き込まれたとき、バタバタしているときは、甘さも苦味も、よくわからなくなります。
しかし、自分の中に静寂が戻ってくると、「ああ、美味しいな」「ドーナツとコーヒーって合うなあ!」ってわかるようになるのです。
生き物には回復する力が備わっています。気合と努力と根性でバッターボックスに立ち続けることも可能ではありますが、長期的な視点で人生を捉えた時、自分を大切にすることは最大の投資であると思っています。
そのアイテムとして、ドーナツは最適だと、私は考えています。
■ オールドファッション専門店という選択
ここで、私が最近お世話になりまくっているドーナツ屋さんを紹介させてください。
名古屋市名東区にある、オールドファッション専門店。
Harissy(ハリッシー)です。
ハリッシーのドーナツは美味しいのはもちろんのこと、
見た目も美しく、毎回購入する度に心が踊ります。
心が踊る体験など、そうそうありませんので、相当すごいことです。
どれくらい美味しいかを表現することが難しいのですが、例えるならば、漫画・アニメ「ミスター味っ子」の登場人物である日本料理界の至宝、全料理人を率いる総帥である味皇(あじおう)こと村田源二郎が口から虹を出しながら「うまいぞー!」と叫ぶほど、美味しいです。(伝わりづらいですね)
オールドファッション一択というところに、ご主人の生き様が感じられます。流行りに乗るならば、きっと生ドーナツや多様化系ドーナツを選択するはずなのです。時流に乗らない・・・。素敵です。
先日「なぜ、さまざまなドーナツがある中でオールドファッションを選択されたのですか?」とお店のご主人に質問してみました。
すると、「一定の法則性」につながるキーワードが出てきました。
「コーヒーに合う」
他にも理由が複合的に絡み合っていましたが、それは素晴らしいこだわりでした。
ぜひ、実際にご主人から聞いてみてください。笑
ちなみに、公共交通機関では行きづらい場所にあります。
https://maps.app.goo.gl/vCMVA9DfzahnQDMx8
■ 「立春は自然に戻るタイミング」
立春は「春のはじまり」ですが、
どのようにはじめるかが肝だと感じています。
自然の摂理に反した生き方をしているならば、それを自然の方に寄せてみる。
姿勢が歪んでいたら、それを正してみる。
自然のリズムを取り戻し、そこからはじめる。
そのためには「余白」が必要。だから、私はドーナツを食べます。
ドーナツの一定の法則性。
「コーヒーに合う」
これは冗談のようですが、けっこう本気です。
コーヒーに合う、ということは、ただ単純に味の相性がいいという以上に、「余白を生み出す」という効果も含まれているのです。
立春という節目に、「はじめる」より前に、余白を持ち、整える。
どのようにはじめるか。
それを静かに問う時間を過ごしています。
ARUKUKIの季節のお便りは、長い間おやすみが続いておりましたが、
立春を機にまた二十四節季ごとに配信してまいります。
おくちゃんがかなり忙しくなっており、過密スケジュールの中生きているため、基本的には私が季節のお便りを担当します。
信じられないほど、ドーナツだけの文章になってしまいましたが、立春の季節のお便りをこれにて締めくくりたいと思います。
■ 最後に(問い)
立春を迎える今日、
みなさんの中で「取り戻したい感覚」はありますか?
忙しい毎日の中で、つい横に置いてしまった自分の感覚。
それを取り戻すために、あなたが実践していることは何でしょうか。
私は今年は、
Harissyのオールドファッションと、コーヒーとともに。
静かに、春のはじまりの扉を開けます。
こっちゃんでした。
■ 最近の活動のご案内
■ コーチング・タイムズに寄稿しました。
孤高のリーダーから、「はしごをかける」リーダーへ ~成人発達理論が示す、支援と自立のあいだ~
成人発達理論について関心が高まる一方で、実践や支援にどのように活かすかということに対する多くの疑問を持たれる方も多いと感じています。
ビジネスコーチ社のオウンドメディア「Coaching Times」にて、成人発達理論を実践の現場でどう活かせるのかをテーマにした連載の第2弾が公開されました。
次世代リーダー育成に関心のある経営者・人事・リーダーのみなさま、ご一読いただけたら嬉しいです!
https://coachingtimes.jp/article/adult-development-leader/
■ 発達志向型のご支援について
この数ヶ月、発達測定(LDMA)や発達志向型コーチングについてのお問い合わせを、少しずついただくようになってきました。
人や組織の発達には、特性の違いや個人差があります。そのため、それぞれの「現在地」を丁寧に確認し、いま必要とされているプロセスに目を向けることが大切だと考えています。
対人支援においては、対話や内省が重要な要素となります。
一方で、それだけでなく、必要なスキルを学ぶことを通じて、思考や姿勢(マインド)を整えていくことも欠かせません。
ARUKUKIでは、人や組織の変化を、短期的な成果だけでなく、
中長期の発達という軸から捉え、ご支援しています。
ご関心のある方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
■ おまけ
おかげさまで年末に産まれた三女は健やかに成長しています。
子育ては簡単ではありません。
子どもが1人増えると、1+1が2ではないことを身をもって実感します。
オペレーションはより複雑になり、
これまで通用していたことがまた通用しなくなります。
その都度、試行錯誤し、立ち止まり、やり直す。
だからこそ、成長や発達は、一直線には進まないのだと、あらためて感じます。
そして、健やかに育つ小さな命を24時間365日、命を削って支え続けている母親という存在には、ただただ畏敬の念を抱くばかりです。
こっちゃん、そして全国の子育て中のみなさんお疲れさまです!
いつもありがとうございます!
おくちゃん(奥野雄貴)
季節のお便りいかがだったでしょうか?
ぜひみなさまのご感想やコメントもお待ちしております。
また、この季節のお便りのシェアは大歓迎です。
どうぞこれからも季節のお便りを楽しみにしていてください。
2026.2.4. 立春
ARUKUKI
奥野雄貴 & 松下琴乃
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