ARUKUKI ー「ベジータと私、実存的危機と成長」 季節のお便り ー Vol 8.
季節にあわせてわたしたちの近況をお便りにしてお届けします。
梅雨が明け、暑さが本格的になる「小暑(しょうしょ)」
季節にあわせて私たちの近況をお届けする「ARUKUKI ー 季節のお便り ー」
本日は、2025年の「小暑(しょうしょ)」を迎えました。
例年なら梅雨明けが待ち遠しい時期ですが、私たちが住む名古屋では今年はすでに梅雨が明け、猛暑の日々が始まっています。体調管理には気をつけながら、夏を楽しみたいですね。
この夏、心身ともに「熱を上げたいこと」はありますか?
みなさまこんにちは。
今回の季節のお便りを担当するのはARUKUKIの雄貴です。
■ 半殺しとベジータと、限界を超える私
さて突然ですが、最近、ベジータと自分を重ね合わせています。
ベジータ。そう、ドラゴンボールに登場するサイヤ人の王子、あのベジータです。
6月・7月は、予定の時点で「忙しそうだな」と思っていたけれど、
実際は想像を軽く超えてくるハードな日々でした。
新しく始めたこと、佳境を迎えたこと、終わりを迎えたこと。また大きなチャレンジやいろいろなイベントが重なり、公私ともにとてもハードな日々が続いていました。
このままの力ではとても太刀打ちできない。自分の限界を大きく超えてしまっている。そんな自分との一進一退の攻防が、毎日のように押し寄せていました。
そんな時、ふとベジータを思い出しました。
圧倒的な力を持つフリーザと対峙したとき、ベジータは自分のプライドを捨ててクリリンにこう言います。
「いいかっ!!!
きさまもわかっただろう!!!
オレたちサイヤ人が死の一歩手前で復活した時に強さが増すことを!!!
「さっさとこのオレを半殺しにするんだっ!!!」
一度死にかけたサイヤ人は、さらに強くなれるからです。
ベジータは、一度クリリンに半殺しにしてもらった上で、ナメック星人のデンデに治療してもらうことで、自分自身の戦闘力を上げる賭けに出ました。
さて私自身も、この6月は
「もう一回死ぬしかないだろうなぁ……」と何度も絶望しました。
ドラゴンボールの原作の中では、デンデはたくさんの仲間を殺してきたベジータを助けることを一度断られますが、ありがたいことに私は毎日のようにデンデ(妻や家族、仲間たち)に救ってもらい、何とか生き延びることができました。
皆さん、本当にありがとうございました。
おかげで少しだけ大人の男になれた気がします。
■ 実存的危機と成長
発達理論では、人が成長するときには、これまでの自分では対応しきれない「限界」に直面する必要があると言われています。
今までの考え方ややり方では突破できない壁にぶつかり、苦しくてもそこに踏みとどまり続けることで、新しい視点や行動の選択肢が芽生えてくる。
修羅場的な体験が人を成長させてくれる。
みなさんにもそんな経験があるのではないでしょうか?
まさに、ベジータが自分のプライドを捨てて半殺しになることを選んだように、私たちも、思い切ってこれまでのやり方や自分像を手放すとき、新しいステージへの扉が開かれるのかもしれません。
とはいえ、ベジータのように無理矢理に自分を痛めつけて成長させることを、私たちは選ぶ必要はありません。
確かに、死ぬほどの危機や限界を超える経験は、人を大きく成長させます。
しかし、それだけが成長の方法ではないはずです。
日々の中で、小さな問いを立ててみること。
今の自分を少し俯瞰して見てみること。
誰かに助けを求めること。
そんな穏やかなやり方でも、私たちは変わっていける。
そしてもし、本当に苦しくて倒れそうなときは、
無理に立ち上がろうとせず、誰かに抱き起こしてもらえばいい。
その方が、サイヤ人の王子よりも、ずっと大人で、ずっと人間らしい生き方なのかもしれません。
■ この夏、少し甘える勇気を
我が家も娘が来週から夏休みに入ります。
家族みんな、それぞれのペースで、順番に少しずつ夏休みに突入していきたいと思っています。
私も今月末には、少し夏休みをとって、この半年間で半殺しになった心と体を、ゆっくり回復させたいと思います。
成長というと、自分ひとりで限界を突破していくようなイメージがあるかもしれません。
でも実際には、誰かに支えてもらったり、助けを借りたりしながら進む方が、むしろ大きく、そしてしなやかに成長できるように思います。
皆さんも、この暑さの中、どうか無理をしすぎずに。
そして、自分だけで立ち上がれないときは、
デンデのように手を差し伸べてくれる人に、そっと甘えてみてください。
それでは、どうかお体を大切に。
みなさんにとって、健やかな夏となりますように。
今後の活動のご案内
この季節のお便りでもご案内してきたプログラムがまもなく、7/20(日)よりスタートします。
発達志向型のアプローチをコーチングや対人支援の現場でも使っていただけるように、成人発達理論と発達志向型コーチングに本格的に取り組む6ヶ月間のトレーニング。
対象は、コーチやコンサルタントなどの支援者はもちろん、組織のリーダー・マネジメント層の方も大歓迎です。
理論だけでなく、実践に深く根ざした学びを通じて、自分自身の支援スタイルを見つめ直していきます。
個別・少人数制の説明会も実施しています。
https://www.arukuki.com/developmentalcoaching
ギリギリまで参加を迷っている、ギリギリボーイズ&ガールズ、まもなく募集を締め切ります。ご興味ある方はお早めにお問い合わせください。
(おまけ)最後に、個人的な近況を少しだけ。
夏ですね。我が家では忙しさやさまざまなことが重なり、システムが崩壊しました。
夫は限界を超え、さらに上の娘も私も限界を超えてしまいました。上の娘は我が家を出て、私の実家で暮らし始めました。システムの崩壊は、あまりにも突然でまだ心の整理がつかないです。
「起こってしまったことは仕方がない」などとは決していえない程の喪失体験をして、改めて自分のあり方を振り返ることができました。
コーチングでは起こった出来事に意味づけなどをしたりしますが、そんな次元ではない状態の時には全く意味がないのだなと、しみじみ感じました。
一方で、セラピーで扱えるのか?と問われると、そうとも思えない何かがあり、絶望感を味わいつつ日々を過ごしています。
なぜ、おまけでこのようなエピソードを書いたのか?
それは、私自身が上っ面の生き方にうんざりしていることを表現したかったからかもしれません。
生きるということは、本当に、奥深いですね。
それでは、また!
こっちゃん
季節のお便りいかがだったでしょうか?
ぜひみなさまのご感想やコメントもお待ちしております。
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どうぞこれからも季節のお便りを楽しみにしていてください。
2025.7.7. 小暑
ARUKUKI
奥野雄貴 & 松下琴乃
https://www.arukuki.com/
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